大人から始めたピアノ独学で良かった事、悪かった事(初心者スタート)

ピアノを始めようとしたときに、はじめにピアノ教室で習った方が良いか、独学で始めるか、いろいろ迷いますよね。

私は大人になってから、独学でゼロからピアノを始めましたが、独学で良かった事もあれば悪かった事もありました。

独学で失敗しないように、ピアノを楽しく身につけるポイントや挫折しないコツを実体験を元に解説します。

これからピアノを始める方の参考になれば幸いです。

ピアノ経験ゼロの私が独学でスタートした理由

私がピアノを始めたのは、好きな曲を演奏したかったからです。

YouTubeで自分の好きなアーティストの曲をピアノ演奏している人の動画をみて、自分もピアノを弾いてみたいと思いました。

楽しそうで気持ちよさそうなんですよね。

とはいえピアノ経験がなく楽譜も読めないので、大人になってからピアノを始めるのに勇気がいりました。

結局チャレンジするつもりでやってみようと決意したわけですが、最初に独学で始めるか、ピアノ教室で習うか迷いました。

当然のことですが、ピアノ教室なら毎週決められた時間に通うことになります。

移動時間(往復)と習う時間、準備に必要な予習時間など、あらかじめ時間の確保が必要です。

ピアノ教室とは違って独学なら、仕事終わりに自宅で練習したり、空き時間を使って自分のペースで練習できます。

これが私にとって大きなメリットでした。

私が独学で始めたのは、時間的に余裕がなかったこと、あと本格的にピアノをマスターしたいとか、ピアニストを目指しているわけではなく、好きな曲を趣味で楽しめれば十分だったことが理由です。

ピアノ経験ゼロの私が独学でスタートした理由

ピアノ教室で習った方が良い人は?

ピアノ教室で習った方が良いかは「何を達成したいか」目標によると思います。

好きな曲を演奏したいだけなら、独学で十分達成できます。

私は楽譜が全く読めない状態から、独学で楽譜を読めるようになり、好きな曲を演奏できるようになりました。

もちろん演奏可能な曲は難易度によりますが、自分のペースで練習して、気分転換にピアノを楽しんでいます。

ただ好きな曲を演奏したいだけではなく
「本格的にピアノをマスターしたい」とか、
「難しい曲に挑戦したい」
「正しい弾き方で演奏したい」
「聴く人を感動させたい」という目標を持っているなら、独学ではなくピアノ教室で習う方が良いと思います。

ピアノを習得するのに色々な選択肢がありますから、自分の目標やライフスタイルに合わせて選んで下さいね。

ピアノ教室で習うべきか、独学か

大人になってから独学でピアノが弾けるか

独学でピアノを弾くためのポイントは、楽譜が読めること、そして、基本的な弾き方(指使い)ができることです。

私はピアノを始めたとき39歳の中年男でしたが、好きな曲を弾くための基本は習得できかなと思います。

最初は楽譜も全く読めない状態でしたので、DVD付きのピアノ教本を購入しましたが、今では楽譜が読めるようになり、ピアノも弾けるようになりました。

もちろん弾ける曲は楽譜の難易度によりますが、初級から始めて今は中級レベルの曲にチャレンジしています。
(追記:ピアノをはじめて2年、上級に挑戦しました!)

実際にやってみてピアノを弾けるようになるのに年齢は関係ないと感じましたので、おそらく私以上の高齢の方でも十分弾けると思いますよ。

管理人(フクジイ)が上級レベルの楽譜に挑戦!
ゼロから独学でピアノをはじめて2年11ヶ月目
「渚のアデリーヌ」上級を弾いてみました
【動画公開】

ピアノ教本は必要か?

ピアノ教本が必要かどうかは、スキルによると思います。

独学でピアノを弾くために必要なスキルは、楽譜が読めること、そして、基本的な弾き方(指使い)ができることです。

楽譜はドレミファソラシドやシャープ・フラット、音の長さ、演奏順序に関する記号や強弱記号など、基本が読めれば十分です。

弾き方は、指をくぐらせたり、またいだり、ずらしたりして両手で弾けるかどうかがポイントになります。

最初は両手で弾けなくても、練習して最終的に両手で弾ければ問題ありませんので、厳密に言えば「指の動かし方、両手の使い方を知っているかどうか」ということが重要です。

楽譜が読めることと、基本的な弾き方(指使い)を知っていることが独学でピアノを弾くために必要なスキルですが、この2つができない場合は、ピアノ教本を購入して学んだ方が良いと思います。

楽譜が読めて、ある程度ピアノの弾き方がわかるなら、ピアノ教本は必要ありません。

基本的な知識があれば、あとは選んだ曲を弾けるようになるまで練習するだけです。

私の場合、最初は楽譜も読めず、ピアノの基本的な弾き方もわからない状態でしたので、ピアノ教本を買いました。

大人になってからでも独学でピアノが弾ける~ゼロからピアノ教本を実践

お金をかけずに独学で練習する方法

独学でピアノを始めるのにお金をかけたくないという方は、図書館でピアノの弾き方を解説している本を借りて練習することもできます。

図書館に行けばピアノ関連の本がありますので、一度見てみるのも良いと思います。

自分に合うピアノ教本を借りられるかもしれません。

できればDVD付のピアノ教本があれば理想ですが、さすがに図書館には置いてないと思います。

DVD付のピアノ教本が無くても、自分に合うピアノ教本があればお金をかけずに無料でピアノの基本を学べるかもしれませんので、ダメ元で図書館にピアノ教本があるかチェックしてみると良いですよ。

お金をかけずに独学で練習する方法は図書館

大人の初心者向けピアノ教本DVD

私が購入したのは、大人の初心者向けピアノ教本DVDです。

はじめてピアノを弾く初心者なら、本とDVDがセットになっているピアノ教材がおすすめです。

DVDの映像と解説、教本の文章、両方で学んだ方が圧倒的に理解しやすいですよ。

私は最初、本屋に行ってピアノ教本を買おうとしましたが、買う前に中身をみて書いてある内容が理解できなくて、本を戻しました。

本に「初心者向け」と書かれていましたが、楽譜が読めない私が読んで、理解できる内容ではありませんでした。

ピアノ未経験者が読んで理解できるピアノ教本がなかなか売っていないんですよね。

結局インターネットで調べて、大人の初心者向けピアノ教材で評判が良かった「30日でマスターするピアノ教本&DVD 第1・2・3弾セット」を買いました。

この教材を購入した一番の理由はなるべく時間をかけずにピアノを弾けるようになりたかったからです。

社会人にとって趣味に使える時間は多くありませんから、効率良く学べる教材が私にピッタリでした。

はじめは楽譜が全く読めない超初心者の状態でしたが、DVDと教本で基本を学んで、楽譜が読めるようになりピアノが弾けるようになりました。

尚、私が買ったピアノ教本DVDは、「はじめてピアノを始める方」や「初心者の方」向けのものですので、ある程度弾ける中級者や上級者の方は必要ありません。

>> 私が買ったピアノ教本DVDのレビュー記事はこちら

独学で挫折しないコツ

独学でピアノを始める前は、途中で挫折しないで続けられるか不安でした。

ピアノ教室なら、お金を払っている以上、嫌でも通うことになりますが、独学だと続けるのも辞めるのも自分次第です。

そのため、最初は「必ずやり遂げる!」という覚悟をして、独学で始める決意をしました。

とは言っても私は趣味で好きな曲が弾ければ満足でしたので、高い目標をもっていたわけではありません。

趣味レベルで弾ければ良いという方には「好きな曲を練習すれば挫折しにくい」ということだけ伝えておきますね。

弾いて楽しい曲なら練習が全く苦になりませんので、挫折の不安がある方は好きな曲を選ぶのがおすすめです。

弾いて楽しくない、つまらない曲は挫折の原因になります。

ちなみに好きな曲の楽譜を探す場合は、amazonで「曲名 ピアノ 楽譜」で検索すると、色々な楽譜がみつかります。

他に、「ぷりんと楽譜」という譜面のダウンロード販売サイトもおすすめです。

ぷりんと楽譜は、曲名やアーティスト名で検索可能で、難易度別に様々なジャンルの楽譜がそろっています。

ピアノ独学で挫折しないコツは好きな曲を選ぶこと

独学で良かった事(メリット)

独学でピアノを始めて良かった事は自分のペースで練習できることです。

ピアノを弾けばわかると思いますが、慣れるまでは疲れたり飽きたりすることもありますので、1日中弾くものではありません。

仕事が終わった後に気分転換に弾いたり、気晴らしに弾いたり、少しの時間の積み重ねで楽しむものだと思います。

独学ではなくピアノ教室に通ったとしても、自分のペースで弾くことはできますが、「来週までに仕上げなくてはいけない」というような、差し迫った状況もあるかと思います。

そうなると本当の意味で「自分のペース」で弾くのは難しくなります。

だからこそピアノ教室で習って半強制的に練習すれば、上達が早くなるわけですが…。

小学生の頃、妹がピアノ教室に通っていましたので、家で自主練習をしている様子をみて「頑張ってるな~」と感心していたのを思い出します。

私の場合「楽しくピアノを弾きたい」「趣味で弾ければ十分」と思って独学で始めたので、自分の好きな曲を自分のペースで練習できることが一番のメリットでした。

あと独学はピアノ以外お金がそれ程かからない事もメリットだと思います。

最初にピアノ教本(DVD)を買って基礎を学びましたが、その後は数百円~数千円の楽譜代しかお金をかけていません。

ピアノ独学で良かった事(メリット)

独学で悪かった事(デメリット)

独学でピアノを始めてデメリットに感じたことは、楽譜の読み方がわからない時に、どうやって弾けば良いか、正解がわからないのが一番厄介でした。

例えば、好きな曲の楽譜を買ってピアノを弾くときに、見本の演奏を収録したCDが付いていればCDの音を参考にすることができますが、見本のCDが無い場合がほとんどです。

そんなときに楽譜で知らない記号があって、どうやって弾けば良いか、わからないときは自分で解決する必要があります。

私はピアノ教本を購入して楽譜を読めるようになりましたが、全部の記号を完璧に理解したわけではありません。

楽譜の基本的な読み方はわかりますが、ピアノ教本に書かれていない記号が出てきた時に、自分で意味を調べて解釈しています。

また、音符が意味不明な位置にある場合も自分で解釈して、とりあえず弾きます。

その音を自分の耳で聴いて不自然で無いなら、ひとまず納得する形です。

つまり楽譜を正しく解釈できているか、正解がわからないので、手探りで弾かなければいけません。

あと指使い(運指)も、自分の弾きやすい形で弾いています。

私は細かい所で間違っていたとしても「楽しくピアノが弾ければOK」という気持ちで独学ピアノ生活を満喫していますが、どうしても楽譜を正しい弾き方で演奏したい方はピアノ教室で習うことをおすすめします。

まとめ

ピアノを独学で始めるのに良い事も悪い事もあります。

独学とピアノ教室どちらが良いかは、何のためにピアノを始めるか目標によると思います。

趣味で弾ければ良いのか、本格的にマスターしたいのか、ライフスタイルも人それぞれ違いますので、自分に合う選択をするのが一番良いです。

大人になってからピアノを始めて弾けるようになるか、年齢に不安を感じているなら安心してください。

私は大人になってからピアノを始めて充分弾けると実感していますので、趣味で楽しむレベルなら高齢の方でも年齢関係なく弾けると思います。

自分の好きな曲を練習して弾けるようになると達成感がありますし、何より気持ち良いですよ。

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