ベートーヴェン「ソナタ悲愴」第2楽章をピアノで弾いてみました。
(独学ピアノ練習1年10ヶ月目)
ベートーヴェン「ソナタ悲愴」第2楽章の演奏動画
ピアノをはじめて1年10ヶ月目
ベートーヴェン「ソナタ悲愴」第2楽章をピアノで弾いてみました
映画「バーバー」で、 この曲が何度も流れて、物悲しい雰囲気にすっかり魅了されてしまいました。
それ以来、いつか弾いてみたいと思ってましたが、ついに挑戦!
好きな曲なので、練習もはかどりました。
指使いは簡単ですが、表現はクラシック特有の難しさがあります。
前回、苦戦した「カノン」の後ということで、この曲の指使いが簡単に感じて成長を実感しました。
「ソナタ悲愴」第2楽章より難しい曲を既にやっているからこその感覚です。
ベートーヴェン「ソナタ悲愴」ピアノ楽譜
ベートーヴェンのピアノソナタ8番「悲愴」の楽譜を、amazonで買いました。(550円)
使用楽譜:ピアノピース146 ソナタ悲愴 Op.13 (全音ピアノピース)
「ソナタ悲愴」は第1楽章、第2楽章、第3楽章で構成され、第2楽章は「Adagio cantabile」と記載された所からスタートです。
第3楽章は「Rondo Allegro」と記載された所から始まりますので、第2楽章だけ弾きたい場合は、その手前まで弾きます。
私は最初、そういう事も知らなかったので、はじめて楽譜をみたとき、どこから始めれば良いか戸惑いました。
独学ピアノ練習1年10ヶ月目雑記
2019年7月(ピアノをはじめて1年10ヶ月目)
ベートーヴェン「ソナタ悲愴」第2楽章は、ドラマや映画等のBGMとして多数使用されています。
その中でも「のだめカンタービレ」や「るろうに剣心」が有名かもしれません。
私の場合、「バーバー」という映画で使用されたのを聴いて印象に残っています。
ちなみに「バーバー」は2001年のコーエン兄弟によるアメリカ映画です。
ジャンルはサスペンスで、二転三転するストーリーでハラハラドキドキして観てました。
スカーレット・ヨハンソン演じるピアノ少女が、ずっとこの曲を練習していて、床屋を営む主人公の悲劇とピアノ演奏の悲しい曲調がリンクして、記憶にずっと残っています。
悲劇とはいえ、思わず笑ってしまうブラックユーモアのセンスがコーエン兄弟ならではです。
映画を観たときは、まだピアノを弾けなかった時ですので、こうやって自分の好きな曲をピアノで練習していること事態、感慨深いものがあります。
amazonでソナタ悲愴の楽譜(全音ピアノピース)を買いました。
最初に楽譜をみて、第2楽章がどこから始まるか知らずに混乱状態に…。
インターネットで検索して、ウィキペディアで曲の解説をみると「Adagio cantabile」と書かれた所から始まる事がわかりました。
第2楽章の最初から練習すると、なじみのあるメロディーが聞こえて感動します。
気持ち良くて何度も同じ所を弾いてしまって、なかなか先に進めません(笑)。
ピアノの練習で最も効率的な方法は「弾けないところを弾くこと」ですが、すでに弾ける所を何度も弾いてしまって非効率でした。
いくつか楽譜の読み方で、知らない記号があったので調べました。
Sを横に寝かした記号は「ターン」という装飾音記号です。
(ひとつ音が上がって弾いて、戻って弾いて、ひとつ下がって弾いて、戻って弾く)
「ターン」を右手で弾いているときに左手は、どのタイミングで弾くか、楽譜をみただけでは、把握できなかったので、YouTubeで他の人の演奏を参考にしました。
「悲愴」に限らず有名な曲だと、YouTubeでたくさん演奏動画が上がっていますので、弾き方がわからない場合は、動画を参考にして解決できます。
「sempre con Ped.」は、ペダルを適切に使って弾くことを意味する記号です。
自分の解釈でペダリングしましたが、一音一音、強弱やペダルで表現を意識するのは、クラシックならではの難しさだと思います。
cresc(クレッシェンド)などの強弱記号も多いので、メロディーの中で盛り上がる部分を自分で決めて、音の強弱を自分なりに意識して演奏しました。
「ソナタ悲愴」第2楽章の指使いに関しては、簡単な方だと思いますが、キレイに弾くことを意識すると細部までこだわる必要があるため、ある意味しんどいです。
私の場合、メロディーが好きなせいか、弾くだけで気持ち良いので、流れに身を任せて演奏してしまっています。
そういうところは完全な自己満足ですが、趣味で始めたピアノですので、あしからず…。
ちなみに、ベートーヴェン「ソナタ悲愴」第2楽章は、「30日でマスターするピアノ教本DVD」第4弾(監修:海野真理)で学べます。
第4弾から中級レベルになりますので、「初級レベルの楽譜は弾けるけど、ソナタ悲愴2楽章の原曲はまだ難しい」という方におすすめです。
海野先生がカッコ良く楽譜をアレンジして弾きやすくしています。
私は30日でマスターするピアノ教本DVD3弾まで実践して、実際にピアノを習得できましたので、優良なピアノ教材として推奨しています。